【リアル あぶらがにの味のエピソード　函館朝市編】

店頭でお客様にタラバガニとアブラガニの両方の試食を出して、両方を食べてもらいます。 その区別のつくお客様、違いがわかるお客様は、ほとんど皆無でした。

函館に来た観光客の方は、「同じでしょう。え、本当に違うの！」みたいな感じです。



【リアル あぶらがにの味のエピソード　札幌中央市場 場外市場編】

本タラバガニの偽者として、一躍有名になったアブラガニですが、アブラガニの試食を出して、「まずい」と言った人はひとりもいない。 みんな目を輝かせて「お、お、美味しい！！」と言います。

結論として、 普段、カニを食べ慣れていない人の味覚では、「タラバガニもアブラガニも同じだろ！どっちも美味しい！」みたいな感じが大多数です。




でも、実際の私は、全然違うと思ってます。
それは、以下の通りです。

【カニ歴20年 カニの甲羅まで食べる男の見解】


ゆでたアブラガニと本タラバガニの味の私の本音。


１．本タラバガニの方が甘みが強い。甘みの質が違う。

私にとっては、これがとても重要。



２．アブラガニは、食べたときに口の中で繊維感が残る。

アブラガニとタラバガニ、慣れると一口でわかるようになります。



３．ゆでたて、２，３日以内なら、どちらも美味しいけど、アブラガニは日数が経つと味落ちが激しい。

急激に甘みがなくなるデメリットがある。（今は、注文が入ってからゆでるスタイルが主流だからあまり問題ない。）

■結論■

普段、カニを食べていない人は、タラバガニとアブラガニの 味の違いに気づくかは、疑問。

食べ慣れていれば、目をつぶって食べても、ひとかみした瞬間にわかるほどの違いがある。

私は、本タラバガニが断然好きですが、アブラガニが好きだって人もいるのであとは、好みです。

ちなみに身の詰まりは、カニそれぞれ選ばなくていけない。