「 タラバガニのニセモノ」って知ってますか？


一時、タラバガニにそっくりなアブラガニというカニをタラバガニと言って売ったカニ業者さんがいて社会問題になりました。


メディアがとっても大げさに騒ぎました（笑）

今でも「アブラガニを本タラバガニと言って売る悪徳カニ業者にだまされないように！！」なんてネットで見るけど、今時、そんな業者はない（笑）


カニ素人さんならまだしも、カニのスペシャリストのアドバイスならレベル低すぎ（笑）



今は、タラバガニとアブラガニの価格を考えても、ウソを言ってリスクを負ってまで売るメリットがひとつもない。だから、今時、そんな悪質なお店はありえない。SNSも盛んだからありえない（笑）



しかも、10年前の話、９年前にそんなカニ悪質店は、絶滅（方針転換）してます。





逆に今、 「アブラガニを本タラバガニと言ってうる悪質業者にだまされないように！！」なんて言う方が、何か別な目的がありそうで怪しい。カニの素人さんは別として、悪者を作って自分良く言う偽善者か、ステマ、アフェリエイトくらいのもんです（笑）




また、アブラガニが「まずい」と思っているのがおかしい。 経験上、普通の人は、タラバガニとアブラガニの味の違いがわからない。味の違いもわからないのに「アブラガニ」を悪く言うのは、アブラガニがかわいそう（笑）

本タラバが良くて、アブラガニが悪いみたいなこと言うのもおかしい話です。 アブラガニも、単にカニの種類のひとつなので、タラバガニのニセモノなんて言われれば、迷惑だと思います。

当時、アブラガニを売るのは悪い奴、本タラバガニを売るのは正義みたいな構図。偽善者メデイアが「本タラバガニ！！」なんて叫んでたせいです（笑）

今は、正常になって、アブラガニを売っていても別に問題視されていない。

本タラバガニを売っている業者が、アブラガニを悪者にして、良心ぶってタラバを売ってたこと。 悪者を作れば、古いタラバやスカスカの身の詰まりの悪いタラバでも売りやすい（笑）



当時、私は、札幌中央市場場外市場にいました。新人レベルだったので「なんで、あのお店のタラバガニ青いんだろう？？」って不思議に見てましたｗネームプレートには「ブルーキングクラブ」って書いていました。




摘発されたうちの１軒のお店はアブラガニを「アブラタラバ」と言って売っていました。「アブラ」って言っているのでいいだろうと思ってた。カニ屋でもない、水産会社でもない、カニの専門性のないお土産店だったので、私には悪質性が感じられなかった。

SNSが盛んな今は、「アブラガニ」を「本タラバガニ」と言って売る悪質なお店はまずないと思います。

ただ、ネット通販、大手ショッピングサイトでは、カニ素人さんの「タラバ足」販売全盛期です。
（だれでも、取り扱いできる商品の為）

悪意なく、知識がなく、アブラガニの足をタラバの足と思って仕入れて売っているお店は、ショップの写真を見ると大いにある気がする。