蟹の甲羅まで食べる男です! |
ゆでた渡り蟹(わたりがに)。函館では、ほぼワタリガニのメスしか売ってません。足は、ほとんど食べるところがないですが、卵、本体の身、カニミソが楽しめます。
ワタリガニ独特のの甘味も十分楽しめます。函館で獲れる庶民的なカニ「クリガニ」よりはるかに美味しいです。 リーズナブルなお値段、お手軽さでハマるカニです。 おすすめは、卵の「内子」が入っている時期の5月頃です。 但し、この時期は、「毛蟹」の上若が安くて美味しい季節です。 |
渡り蟹(わたりがに)を買いました。
これから、渡り蟹をゆでます!!
函館湯川の鮮魚店の水槽で元気に動いているワタリガニ2尾購入。かなりやんちゃな蟹で同じ水槽にいる他のワタリガニの足を爪で挟んでもいでしまっています。その為、購入時から、すでに足、爪が何本かないです。足は、ほぼ食べるところがないのでまったく問題なしです。 |
活のワタリガニ。これから、ゆでる函館産(北斗市上磯町)のワタリガニです。 ちなみに函館・道南では、本タラバガニ、ズワイガニ、毛蟹、紅ズワイガニ、クリガニ、ヘラガニ、ワタリガニなどが獲れます。 函館で主要なカニは、すべて獲れます。 |
あまり参考にならないカニゆでのレシピ・カニのさばき方 |
ワタリガニ、塩、鍋の3つを用意。 ザルを使ってますが、実際は皿の方がいいです。カニが逃げないようにひっくり返します。塩は、小笠原諸島の島塩、こんな高級な塩を使う必要はありません。 |
鍋にお湯を沸かしている間に、ワタリガニを軽く水洗しておきます。 |
【ワタリガニのゆで方&ゆでレシピ】 塩(1リットルに対して約50g 塩加減4%から5%)を入れた水が沸騰したら、ワタリガニをひっくり返して入れます。入れた瞬間にワタリガニの色が、黒から赤に変わります。ワタリガニを沸騰した湯鍋に入れる時は、ヤケドに注意です。沸騰したお湯に入れた時、その熱さでカニが足をピーンと伸ばし、広範囲にお湯が飛びます! 弱っていても毛蟹でも、ワタリガニでも、カニを入れた瞬間のヤケドは、楽しく食べる為にもマジ注意です。 ここから、 ゆで時間17分。 電気コンロで一番強めに設定。 卵をしっかり固めるなら20分でも良いと思います。 |
最初は、きれに沸騰していますが、途中からアク(黄色い泡)が出てきます。しゃぶしゃぶやカニ鍋じゃないので除去する必要もありません。 そして、ワタリガニをゆでて17分が経ちました。 |
ワタリガニが入った鍋をシンクに移動して、冷水(水道水)をかけます。時間にして2、3分くらい。(氷をはった冷水に入れてもOKです) カニをきれいにする為、カニを冷やす為です。 カニを冷やすことで甘味を定着させます。 プロのカニ屋さんでは、毛蟹も、タラバも、ズワイも、ゆでた上がった時に必ず冷水や氷などで冷やします。 ホクホクのカニを食べたければ、冷水につけなくても、その辺は自由。 |
ワタリガニが、赤くなってます!! ゆで上がりは、カニ爪、足は、もげていることが多いです。 【ワタリガニのさばき方】 ワタリガニのさばき方、簡単に言えば、2つの手順で完成。 1.甲羅を明ける 2.カニ本体を縦に中央からカットする。 ワタリガニのさばき方は、これでおしまい。 ワタリガニは、カニスプーンがあれば食べやすい。カニ爪は、ハサミでカット推奨。 さばき方は、毛蟹と一緒なので、毛蟹のさばき方を参照するといいでしょう。 |
甲羅を開きます。 毛蟹より若干、きつめです。 |
本体と甲羅の両方に卵が入ってます。 オレンジ色が卵です。 |
ワタリガニの中央から左右半分に2つに割ります。 包丁でカットしても良いです。 (包丁は、ここしか出番がない。) |
卵、本体の身、カニミソを楽します。 卵のゆで具合は、ちょっとゆるい。 20分くらいがいいかもしれません。 |
オレンジ色が内子(うちこ)と呼ばれるワタリガニの卵です。 タラバガニも、毛蟹も、ワタリガニも内子は、どれも似たような味です。タラバガニの内子は、生でお刺身でも食べれて美味しいですが、ワタリガニは、不明(笑) |
渡り蟹(ワタリガニ)は、包丁で1度だけカット、足のカット事務用ハサミを使用。身を食べるのにカニスプーンがあると便利、カニ味噌と卵はスプーンで私は食べます。 よくある質問「ワタリガニの食べれない部分どこですか?どこが食べれるのですか〜???」 私の答え「とりあえず、全部、口に入れてみれば〜」 簡単に言えば、美味しくないところは、食べない。 |
ワタリガニのメス。卵が見えませんが、卵(内子)が入っている。 | ワタリガニのメス。黄土色の卵は、「外子」と呼ばれる卵。内子は美味しいですが、外子は、たいしたことないです。 |
だれも教えてくれないカニゆでの話 タラバガニや毛蟹は、お店でゆでてくれますが、ワタリガニは、自分でゆでなくてはいけないカニ。 カニゆでの現実を話します。 と言って美味しくゆでる「技」の話じゃないです(笑) 【カニ汁の話】 カニ汁が付くと匂いがなかなか取れないので、カニをゆでる際に一番注意することは、「カニ汁」をこぼさないこと!! ゆでたカニを触った手で、べたべた物をさわらないことW。 カニが活きている時はいいのですが、ゆであがった時にカニ汁がこぼれる、手に付くので、濡れた手拭き2枚くらい用意すること推奨。できるだけシンク内で作業、必ず換気扇を回す。 調理の際、私は、水道水をちょろちょろ出しっぱなしにして、こまめに手を洗っています。 撮影時、カメラにカニ汁がつくのが嫌なので、ゆであがったカニは、ほぼスマフォで撮影。 塩加減より、ゆで時間より、カニの匂いがつかないことが重要と私は、思ってます(笑) 【ヤケドの話】 沸騰したお湯の中にカニを入れる際、カニが一瞬あばれます。 正確に言えば、すべての足をビンっとすごい勢いで伸ばします。 ワタリガニは、まだいい方でですが、毛蟹などは、しっかりゴムバンドしていないとお湯に入れた瞬間にあばれ、お湯がドバっと飛びます。その際に飛び跳ねたお湯でやけどする人が結構います。 |
イタリア系ワタリガニ 私のお気に入り、函館のイタリア料理店「ステラ」のメニューに「ワタリガニのパスタ 1,780円」があったので食べてみた。 ソースは、メチャクチャ美味しかったのですが、最初、カニはカニ、パスタはパスタで食べていました。途中で軽くカニの身をほぐしてパスタに混ぜて食べるんだなと気づきました(笑)。 やっぱりワタリガニは、独特の甘味のあるカニで美味しいです。パスタのソースにもよく合います。 |